鳥獣・害獣被害とジビエの関係、管理人のハクビシン被害体験談

座っているシカ

野生に住む鳥獣・害獣による被害は、大きな社会的問題になっています。そしてこの鳥獣・害獣被害は、実はジビエと密接に関係しています。

それでは、具体的に鳥獣・害獣被害はどの程度起きており、ジビエが鳥獣・害獣被害対策としてどのように役立っているのか。
それらの点について解説していきます。

野生の鳥獣被害はこれくらい起きている・・・

農作物の被害がすごい額に

鳥獣被害の最たる例としては、農作物の被害です。人が育てている作物を、鳥獣がやってきて食べたり荒らしたりする、そのような深刻な被害が多く起こっています。

平成28年度の農林水産省の報告書を参照すると、平成26年度の鳥獣被害による農作物被害は約191億円とかなり高額であることがわかります。それだけ、鳥獣によって農作物の経済的損失が起こっているのです。

農作物の被害を起こしている鳥獣としては、イノシシ、シカ、サルが多く、この三者による農作物の被害が全体の7割以上となっています。

[参考:鳥獣被害対策コーナー:農林水産省]

人に危害が加わる事例も多い

鳥獣被害による被害は、農作物だけではありません。人への被害も多く報告されています。

山から降りてきたサルが人の食べ物を奪う、イノシシが突進して怪我をするなどの事例は多くありますし、クマが人を襲って大怪我をしたり最悪のケースでは死亡したりする事例もあります。そう、鳥獣被害は、私たちの身の危険にも関係しているのです。

このことから、鳥獣被害は経済的損失だけではなく、私たちの生活の環境保全という点でもかなりの問題であると考えられます。

[参考PDF資料:鳥獣被害の現状と対策について – 環境省]

ジビエが鳥獣・害獣被害に役立つ理由

農作物などの経済的損失を防ぐ

ジビエが鳥獣・害獣被害の役に立つ理由としてまず挙げられるのが、農作物の経済的損失を防げるという点です。ジビエ被害の項目でも紹介しましたが、ジビエによって鳥獣対策を完璧に行えれば、200億円近い農作物の経済的被害を無くせます

作物を無駄にしないという道徳的観点からも、ジビエは重要な役割を果たすことが理解できると思います。

人々を鳥獣・害獣の危険から守る

増えすぎてしまった鳥獣・害獣は、餌が不足して自然界から人間の住む地域へ出てくるケースがあります。そうなると、それらの鳥獣・害獣によって、人が襲われる危険性が高まります。

そのため、ジビエによって鳥獣・害獣の個体数を減らせれば、鳥獣・害獣からの危険性を減らすことができるのです。

つまり、ジビエによって鳥獣・害獣を減らすことは、野生の動物からの危険性を防ぎ安全な生活環境を作ることにも繋がります。

間接的に害虫の被害を防げる

野生の動物には、自然の中に生息しているダニやヒルが寄生していることが多いです。それらの鳥獣が人と接触すると、人にも寄生して怪我や健康被害を引き起こします。

ジビエによって鳥獣対策をすれば、これらダニやヒルという害虫からの被害も間接的に防ぐことができます。これもジビエの大きなメリットでしょう。

管理人の家にもハクビシンが侵入したことがある

意外にもハクビシンなどの害獣は身近にいます

鳥獣ではありませんが、野生の動物=害獣からの被害は、管理人も経験をしたことがあります。それは、ハクビシンが管理人の自宅に侵入し、様々な被害を起こしたことです。

ハクビシンなんて出るのは珍しいと思われるかもしれません。ですが、実はハクビシンは私たちの生活の身近におり、意外にもハクビシンからの被害が多く報告されています。そして、ハクビシンだけではなく、アライグマなど、身近には居ないという先入観がある害獣からの被害も多いのです。

ハクビシンもジビエとして狩猟し、食べることができる動物の一つになります。身近にハクビシンを狩ることができる人が居れば、私の家にハクビシンが侵入することを防げたかもしれません。

実際に受けた被害について

ハクビシンが家に侵入しても、おとなしく生息してくれるのであれば問題はありません。しかし、ハクビシンはそれほど大人しい動物ではありませんから、多くの被害をもたらします。
実際に管理人の家が受けた、ハクビシンの被害を紹介しましょう。

一番最初に被害にあったのは、庭で育てていた家庭菜園の作物です。ハクビシンは農作物を荒らすことで知られており、管理人の家の作物もかなり荒らされてしまいました。
そして、尿や便も生活空間の至る所に撒き散らすということも、大きな被害でした。

しかもその後、管理人の自宅の屋根裏を住み家にして、居着いてしまったのです…!
屋根裏はハクビシンの糞尿だらけ、夜はハクビシンの動き回る音で眠れず…頭がおかしくなりそうでした。
自分で忌避剤などを買ってみましたが、効果なし。仕方ないので、家に住みついた害獣を駆除する専門家に依頼をしました。

可愛らしい顔をしていますが、ハクビシンは迷惑な鳥獣です。このような被害を受けないためにも、ジビエという対策は大切だと思います。

まとめ

ジビエは、私たちを鳥獣・害獣被害から守ってくれるという側面もあります。そして、鳥獣・害獣被害から人間や社会を守っていくためにも、ジビエという文化を存続させておく必要も大きいです。

ジビエの裏側には、これらの鳥獣・害獣被害という社会的問題があることを忘れてはなりません。